Case 事例集
築33年・企業様が所有していた区分マンション10戸を売買仲介
業務範囲
企業様が本業とは別に所有されている、オフィス、社員寮、工場、倉庫などの不動産。 社会情勢や、働き方の変化、事業の方向性の変更などで、時代によりニーズは変わってきます。 当社は、社員寮として購入された区分マンションにつきお悩みの企業様の売買仲介のお手伝いをしました。
プロジェクトの背景
33年前に社員用として購入した駅近の1Kマンション10戸。
近年はニーズが低下し空室が目立つように。
東京都港区に本社を構える食品関連企業様が所有されていた築33年・全戸1Kの区分マンション。
商業施設で賑わう最寄り駅からは徒歩数分と交通の便もよく、社員用にと10戸購入された時は人気があったといいます。
しかしながら、築年数が経つごとに設備の老朽化や、設備の不便さが目立つようになり利用者数が低下。空室が目立つようになりました。
「社員の利用がないのに管理費がかさむ一方。このまま保有すべきか売却すべきなのか、検証、提案してほしい」というご相談を2021年にいただきました。
問題解決の手法
当社で周辺相場、今後のマーケットの調査を開始。
継続して社員用もしくは外部賃貸用に保有、売却の二つの選択につきメリット・デメリットをご提示しました。
ご相談をいただき当社は早速、現場の確認、周辺相場、そして今後のマーケットなどあらゆるデータを調べました。
当該マンションは築30年以上と建物全体が古いことと、専有面積が13〜16平方メートルと狭いこと、洗濯機置き場が室内にないなど現在のライフスタイルに合わず現状で外部賃貸は困難であり、大きな収益化にはならないと分析しました。
さらに、保有を継続し、外部賃貸で賃料を得ることを選択する場合は、大掛かりな改修工事が必要になります。当社は、どの程度の費用が必要となるのか、大まかな工事の見積金額も一緒にご担当者様にご提示しました。
プロジェクトの成果
当社の提案から売却を決定。
ご所有されていた10部屋を、当社売買仲介によりご売却。
当社からのご提案の結果、10部屋を売却されることを決定。当社では「空室から順次売却する」方法、売却後に賃料の支払いが発生する「セール&リースバック」方法の双方をご提示、メリット・デメリットにつきご説明しました。
社内にて検討された結果、売却方式を選択。当社は少しでも高値で売却できるよう売買仲介のネットワークを駆使し、2〜3カ月かけて全ての部屋を売却しました。
お客様からは「所有不動産の損失に頭を悩ませることがなくなり、本業に専念できるようになった」と感謝の言葉を頂戴しています。