Marubeni Real Estate Management 丸紅リアルエスタートマネジメント株式会社

Case 事例集

  • 商業施設

潜在顧客を意識したリーシングで、商業施設の売上アップに貢献

業務範囲

  • コンサルティング業務

  • その他業務

その他業務

受託物件以外のリーシング業務

商業施設の売上アップのためには、立地の良さや施設の魅力に加え、 入居テナントが利用者ニーズに合っていることが欠かせません。 当社は、博多の商業施設「天神ロフトビル」でテナント誘致に苦戦していたオーナーから相談を受け、 ベストマッチのテナントを誘致。オープン当初からにぎわいが続いています。

プロジェクトの背景

施設にマッチするテナントの誘致に苦戦

 福岡の繁華街・天神にある「天神ロフトビル」。キーテナントは若者を中心とした幅広い層向けに、生活雑貨を扱う「ロフト」です。
 同ビルは1〜7階にロフト、8階に焼肉店が出店し、日々多くのお客様にご来店いただいていました。しかし、オーナー様は地下1階に、ビルのイメージと違うテナントが入っていることや空き区画が目立っていることに頭を悩ませていました。
 当社は、同ビルのプロパティマネジメント業務を受託していなかったものの、福岡に営業所を構え、他商業施設でプロパティマネジメント業務やリーシング業務の実績があったため、ロフトビルにふさわしいテナントを誘致してほしいと依頼がありました。

課題解決のポイント

ユーザーニーズを先取りし、九州初出店の店舗を誘致

 オーナー様からの依頼は、「天神ロフトビルのイメージににマッチし、ビル全体が活性化するテナントを誘致する」こと。地下1階の延床面積は200坪を超えているため、「MD構成を崩さないこと」「広い面積で展開できるテナントであること」が必須条件となりました。すぐに当社の商業テナントリーシング担当が現場を視察。周辺環境や、商圏の把握、エリア一帯を利用されるお客様の行動やニーズの把握および分析を行いました。
 その結果、誘致するテナントの業態を「アウトドア」「スポーツ」「ファッション」に絞り、「200坪の広さで展開できるテナント」30〜40社と商談。その結果、福岡でニーズはあるものの大型店舗の展開ができていなかったスポーツサイクルに目を付け、日本最大級のスポーツサイクル専門店「Y’s Road」と交渉。九州初出店となる同テナントの誘致に成功しました。

プロジェクトの成果

新しい客層もロフトビルに足を運ぶように

 「Y’s Road福岡天神」は、ロードレーサーを中心に約300台の車両を揃える九州地区最大級の規模の店舗として2016年7月16日にオープン。
 昨今の健康ブームを背景に、スポーツサイクルの需要が高まりを見せる福岡および天神において、「こういう専門店がほしかった」という声を多数頂戴しています。今までロフトビルに足を運んだことのない方にも足を運んでいただくことが増え、1〜7階のロフト、8階の焼肉店にも良い影響を与えています。
 また、ロフトを利用されているお客様が「Y’s Road」に立ち寄り、来店をきっかけにスポーツサイクルに興味を持たれるケースも増えています。「天神ロフトビル」のイメージにマッチし、新規客層をターゲットとするテナントを誘致することで、商業施設全体の収益アップにつながりました。